内視鏡検査・前処置
内視鏡って痛くて苦しそう・・・。そんな風に思っていませんか?
当院では「痛くない、苦しくない内視鏡検査」を心がけております。
検査に際して胃腸の動きを止めるお薬や安定剤を注射することはなく、検査に使う内視鏡はとても細いものです。
検査が終わればすぐに帰宅することが可能ですし、ご希望があれば安定剤も使用できます。

胃内視鏡検査
-
胃内視鏡検査について
口や鼻から柔らかいカメラを挿入し、食道・胃・十二指腸の粘膜を観察する検査です。当院の胃内視鏡検査は経鼻内視鏡検査が可能な約5.9mmの細い内視鏡を採用しています。
この細い内視鏡を鼻から挿入することによって嘔吐反射を軽減することができます。検査前には鼻に麻酔を行います。鼻に麻酔をすることによって楽に検査を受けることができます。組織検査をしない場合にはすぐに食事をとることも可能です。
検査をすることで胃・十二指腸炎やポリープ、胃・十二指腸潰瘍、逆流性食道炎といった良性疾患だけではなく、早期の胃癌、食道癌などについても診断することができます。
また、生検といって病変が疑われる部位の組織を一部採取して確定診断を行うことが可能です。 胃がん家系の方、体重が減った方、胃痛が3回以上続いている方、胃の調子がすぐれなかったり空腹時や食後の上腹部痛、胸やけ、のどのつかえ感などの症状がある方、市販薬を飲んでも症状が改善しない方は、胃内視鏡検査を受けることをお勧めします。
-
所要時間と検査料金
【所要時間】
約10分程度です。
【検査料金】
保険診療です。胃カメラ検査のみで約4,000円(3割負担の場合)です。
色素検査、ピロリ菌検査、病理検査など検査の追加により料金が加算されます。
(上記費用に診察料・投薬料は含まれません)
内視鏡検査の前処置
-
経鼻内視鏡検査(鼻から内視鏡を通す検査)の前処置
- 当日の朝は絶食でゆったりとした服装で来院してください。(コルセットや矯正下着は着用しないでください)
- 胃の中をきれいにする液体を飲んでいただきます。
- 鼻出血を予防するため薬液を鼻腔に点鼻します。
- 麻酔薬を鼻腔にゆっくりと注入します。(2回注入)
- 内視鏡を鼻腔にゆっくりと挿入して検査開始です。
-
経口内視鏡検査(口から内視鏡を通す検査)の前処置
- 当日の朝は絶食でゆったりとした服装で来院してください。(コルセットや矯正下着は着用しないでください)
- 胃の中をきれいにする液体を飲んでいただきます。
- 麻酔薬で5分間うがいしていただきます。
- マウスピースを口にくわえていただき、内視鏡をゆっくりと挿入して検査開始です。
大腸カメラ
-
大腸内視鏡検査
肛門から一番奥の盲腸まで内視鏡を挿入して、大腸の観察を行います。
検査をすることで大腸癌、大腸ポリープ、大腸炎、クローン病などの診断が可能です。
また、生検といって病変が疑われる部位の組織を一部採取して確定診断を行ったりポリープの内視鏡的治療を行うことが可能です。
大腸がん家系の方、体重が減った方、以前の検査でポリープを指摘された方、血便・下痢や便秘・残便感・排便時におなかが痛む・おなかが張る・便が細くなるなどの症状がある方は、大腸内視鏡検査を受けることをお勧めします。
-
所要時間と検査料金
【所要時間】
約15~30分程度です。
【検査料金】
保険診療です。大腸カメラ検査のみで約6,000円(3割負担の場合)です。
色素検査、病理検査など検査の追加により料金が加算されます。
(上記費用に診察料・投薬料は含まれません)
大腸内視鏡検査の前処置
-
検査前日
【朝食】
食物繊維と脂肪分が少ない食事をとってください。
【昼食】
食物繊維と脂肪分が少ない食事をとってください。
【夕食】
午後7時前までに食物繊維と脂肪分が少ない食事をとってください。
【21時ごろ】
事前にお渡しした薬液を水などで飲んでください。
【就寝時】
コップ1杯以上の水(又はお茶・粒のないジュース類、炭酸など)を飲んでください。
※ご希望の方には検査食3食セットもお渡しできます。(別途負担あり)
※空腹の際には、コップ1杯以上の水(又はお茶・粒のないジュース類、炭酸など)を飲むか果肉の入っていないゼリーやキャンディなどをとってください。
-
検査当日
【起床時】
コップ1杯以上の水(又はお茶・粒のないジュース類、炭酸など)を飲んでください。
【朝食】
食事はとらないでください。空腹感があればキャンディや清涼飲料水、砂糖入りの紅茶などをとってください。
【午前9時】
当院に来院してください。
【検査直前】
当院で朝から約2リットルの腸管内洗浄液か、腸管内洗浄用の錠剤を約2リットルの水かお茶で飲んでいただき、腸がきれいになってから検査を開始します。